手染め糸の楽しみ 1

眺めているだけでも楽しい、多色染めの糸。
編んだらどうなるだろうと、わくわくしますが、編んだらどうなるか分からなすぎて、使うのをためらう事もあるのではないでしょうか。

例えばこの糸。どちらも同じcowgirlbluesの「isn`t it Ironic?」の色ですが、素材が違うと染まり具合も違います。
左のモヘアはkidsilk gradient、右のウールはmerino lace singleです。

↓モヘアはほんわりと。ウールはくっきりと。この色を見ると、バラの咲く5月の庭が思い浮かびます。

かせを広げると…

色の散らばり具合がよく分かりますね。でも、まだまだ編むとどうなるかは想像が難しいでしょう。
そう、編み地になったとき、決してこのまま色のかたまりが現れるわけではないのです。

次は色のかたまりから一本の糸へ。玉に巻いていきます。
これはとても楽しみな作業です。この糸の本当の姿が分かるのですから!

玉に巻くと、全体にちらちらと色が分散します。もとのかせと比べると、だいぶ印象が変わりますね。

これを編んで、線から面になるとどうなるのでしょう。
次回は編んでいきますね。