実店舗製作記・vol.1

ご無沙汰しています。長らくブログの更新が滞っておりましたが、その間何をしていたかというと…実店舗を開業するべく奮闘していました。

そして現在、工事の真っ最中です。

Cast On yarn shopを始めて9年目。これまでオンラインショップのみで毛糸の販売を続けてきました。今年の2月末に「Zakami Yarns お披露目会」と称したポップアップショップを開催した際に、思いがけずたくさんのお客様がお越し下さって、一緒に似合う色を選んだり、糸についてお話が弾んだりすることが、とても楽しかったのです。
実際に糸を触り、どの色にするか悩んで、最終的に確信を持ってお気に入りの糸を選んで行かれるお客様の姿を見るのもとても嬉しく、やはりオンラインショップだけではなく実店舗があるといいな、という気持ちが強くなりました。

とは言え、実店舗を持つには、様々な問題 (…大きく言って費用の問題と時間の問題) があり、難しいだろうとこれまでは思っていたのです。

それでも、お店を作ってみたい気持ちの方が勝ってきたときに、GW頃、自分にとっての条件がぴったりの、こぢんまりとした物件に運良く出会いました。ここでならできるかもしれない、と思い今に至ります。

という前置きはさておき、その物件は昭和35年築の古い建物。長屋の作りで、一階が店舗用、二階が住居用の二階建ての店舗物件です。

工事前の外観。このままではドアも窓も味気ないので付け替えたいところ。壁のひび割れも見られます。
床は一段高くなっていて、靴を脱いで上がる造り。床板が痛んでべこべこだし、天井が低く圧迫感があるので、思い切って壊して平らにします。

これまで何度も改修されながら大事に使われてきたようで、写真で見るとそれほど古くは感じませんが、実際には床や壁が痛んでいたり、いろいろ直したいところがあります。

階段下のスペースがちょっと面白くて気に入っています。どう使うかは考え中。
ガスは使わないので手洗いだけの小さなシンクに取り替える予定。

昭和の雰囲気漂う板壁は、山小屋風で可愛くもありますが、毛糸の色がきれいに見えるように白くする予定。

2階への階段。レトロでかわいい眺めなので、ここはこのまま板壁を残すつもり。

2階は撮影スペース兼、在庫置き場に。

2階のお部屋。窓が大きめなので意外と明るいのです。
なぜか襖のなくなっている押入れ。でも、この方が使いやすいので嬉しいです。

当初、自力でやれる範囲のリフォームをしようと思いましたが、やりたいことを考えると、技術も知識も道具もなく、ここはやっぱりプロの方にお願いすることにしました。

店舗の場所は東京都小金井市、JR中央線の武蔵小金井が最寄り駅です。この秋にオープンできるように頑張ります。詳細はまた改めてご報告します。

そして現在、このように工事の真っ最中。日々変わっていく現場の様子を見に行くのが楽しくて、寝ても覚めても工事現場のことばかり考えている毎日。

しばらくは、編み物ブログではなくリフォームブログとなりそうですが、進行具合をレポートしますね。